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: [DATE-OBS キーワードの使用法] : DATE-OBS キーワードの精細な再定義 : [再定義の範囲]   目次

[日付文字列フォーマットの提案]

  1. DATExxxxの旧形式のフィールド ('DD/MM/YY')は 1900-1999 を表わす。19世紀のプレートをデジタル化したものが FITS ファイルになっているような例(この提案以前に作成されたファイルのみが有効である) は特例として扱う。

  2. 新しい推奨フォーマットは ISO-8601 のサブセットで次のどちらかである。
    1. 'CCYY-MM-DD'
    2. 'CCYY-MM-DDThh:mm:ss[.sss...]'

    $ <$CCYY$ >$はカレンダー年を表わす。$ <$MM$ >$はその年のカレンダーの月の数、$ <$DD$ >$はその月のカレンダーの日付の数である。$ <$hh$ >$はその日の時間を表わし、$ <$mm$ >$は分を、$ <$ss[.s...]$ >$は秒を表わす。秒のフィールドの整数部は通常 [0..59] の範囲だが、タイムスケールが UTC の場合はうるう秒を示すため 60 も使われる。'T' は ISO 8601 の時間指定子である。

    短い形式ではターミネータやセパレータ (Tのような) はなくてもかまわない。長い形式では日付と時間の間に時間指定子 'T' がなければならない。小数点を表わすキャラクタは ASCII の点 '.' (16進表記で 0x2E) である。秒の小数点以下は FITS ヘッダカードの限界内なら何桁でもかまわない。

  3. 日付または日付/時間をフルに指定する文字列のみが許容される。デフォルトはなく、先行する 0 は省略されない。秒の小数点以下はオプションである。



平成22年2月17日