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: 変換行列 : WCS の基本コンセプト (WCS Paper : WCS の基本コンセプト (WCS Paper   目次

WCS での基本的な変換手順

WCS の提案 (WCS Paper I) では、ピクセル座標から世界座標(World Coordinate)への変換は、複数のステップ (3つの変換) を踏んで変換されることになる。 ピクセル座標($ p_j$) $ \rightarrow$中間ピクセル座標($ q_i$) $ \rightarrow$中間世界座標($ x_i$) $ \rightarrow$世界座標、である。 このステップの流れ図と簡単な説明は次のようになる。

        [ピクセル座標]
           ↓ (step1) ← 線形変換する (CRPIXjs, PCi_js or CDi_js キーワード)
           ↓            行列を掛け回転、歪み、(オプションで)スケールの補正
        [中間ピクセル座標]
           ↓ (step2) ← 物理単位へ再スケーリングする (CDELTis キーワード)
           ↓            
        [中間世界座標]
           ↓ (step3) ← 座標変換 (CTYPEis, CRVALis, PVi_ms キーワード)
           ↓            球面から平面への射影と、実世界座標への変換
        [世界座標(World Coordinate)]



平成22年2月17日