[ピクセル座標] ↓ (step1) ← 線形変換する (CRPIXjs, PCi_js or CDi_js キーワード) ↓ 行列を掛け回転、歪み、(オプションで)スケールの補正 [中間ピクセル座標] ↓ (step2) ← 物理単位へ再スケーリングする (CDELTis キーワード) ↓ [中間世界座標] ↓ (step3) ← 座標変換 (CTYPEis, CRVALis, PVi_ms キーワード) ↓ 球面から平面への射影と、実世界座標への変換 [世界座標(World Coordinate)]
ここで、 は CRPIXj で与えられる参照点でのピクセル座標であり、 が変換行列、 が中間ピクセル座標である。 これ以降、添字の はピクセル軸を、 は世界軸を表す。 は の正方行列であり、 は NAXISキーワードで与えられる。 ただし、この点は WCSAXESキーワードによってより一般化される(6.3.3.2 参照)。 変換結果の は、中間世界座標軸と一致する方向の中間ピクセル座標軸ベクトルであり、無次元のピクセル単位での参照点からのオフセットである。
や などを FITS ヘッダーでどう表すかは後で触れる。