水生シダ
ナンゴクデンジソウ

葉は「田の字」に並ぶ4つの小葉を持つ。


浅い水中では葉身が水面に浮かぶ。湿った陸地ではひょろ長い葉柄が葉身を支える。

植木鉢で栽培していると、葉のつけねから多数の胞子嚢が入ったカプセル「胞子嚢果」が伸びてくることがある。


茎の断面
葉身向軸面の表皮
葉身背軸面の表皮
サンショウモ



葉のつけねから水中に伸びる短い枝先に胞子嚢果がつく。熟すると回りの覆いがぼろぼろになり、取れて水面に浮かぶ。

左は大胞子嚢が入った胞子嚢果(大胞子嚢果)、右は小胞子嚢が入った胞子嚢果(小胞子嚢果)
幼植物
オオサンショウモ

胞子嚢果
葉の表面の毛

水を弾く
外来オオアカウキクサ(アゾラ)の1種
「アカウキクサ」としていましたが、鈴木武さん(兵庫県立人と自然の博物館)の御指摘で訂正しました。




葉を潰すと、中から共生しているシアノバクテリア(ネンジュモの仲間)が出てくる。

ミズワラビ(ヒメミズワラビ)



造成工事でできた湿裸地に点々と生え、翌年には姿を消した

次の年には、新しく造成された湿裸地にもっと大規模な群落が見られた
密生したヨシ・オギの下でひっそりと生える個体もある
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