ペラルゴニウム(フウロソウ科)
ここからは、大学内に植えられている株を対象にしている。花・葉の特徴が違う複数種が植えられているが、種名は分からないので、仮に花の色で区別した。
Pelargonium園芸種淡紅紫色の花を持つ園芸種。すくっと立った花茎の先端に多数の花がまりのようにつく。外側の花から順に咲いていく。

Pelargonium園芸種Pelargonium園芸種
花は雄性先熟で、葯がオレンジ色の花粉を出し切ると脱落し、雌しべの柱頭が広がる。

Pelargonium園芸種雄性期の花(左下)と雌性期の花(右上)。雄性期→雌性期のときに、かすかに色が濃くなり、花びらの付け根がわずかに広がる。

Pelargonium園芸種
花の裏側。長い花柄と距が融合している。写真右端近くの丸いふくらみが距の先端にあたる。

Pelargonium園芸種Pelargonium園芸種
距の部分の縦断面。

Pelargonium園芸種
正面から見た花(左)と簡易紫外線写真(右)。上の2枚の花びら(つけねに距の入口がある)は、基部に鮮明な紫外線吸収部がある。

Pelargonium園芸種
朱色の花を持つ園芸種。花びらは、つけね近くを除いて紫外線を吸収する。距の形状は淡紅紫色の花を持つ園芸種とよく似ている。

Pelargonium園芸種
濃いピンク色の花を持つ園芸種。花の色と紫外線吸収パターンは上の二者の中間。

Pelargonium園芸種
濃いピンク色の花を持つ園芸種は、距が短くて太い。

Pelargonium園芸種Pelargonium園芸種
熟した果実は、子房・花柱が5等分されたかたちで中軸から分離し、先端でつながったまま上にまくれ上がる。この点はフウロソウ属と同じだが、フウロソウ属と違い、花柱は、外側の皮を残して、内側の組織が縦に裂けて白い毛となる。乾燥するにつれて皮の部分がねじれてくる。

Pelargonium園芸種Pelargonium園芸種
分果(子房の1/5+花柱の1/5)。花柱表皮のねじれによって白い毛が放射状に広がり、風散布に適したかたちになる。

Pelargonium園芸種Pelargonium園芸種
葉は長い葉柄を持ち、互生して2列に並ぶ。葉柄のつけねには卵形の托葉(1対)が目立つ。

参考としたサイト・文献

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