アオカズラ(アワブキ科)
アオカズラ
果期(10月)

アオカズラアオカズラ
アオカズラ落葉性のツル(蔓)性木本で、トゲとツルで他の木に巻き付く(ツルはZ巻き)。若枝は緑色で、芽吹き時は美しい。トゲは、葉柄が残って硬化したもの。
アオカズラアオカズラ
芽吹きの寸前に、花芽から1~2個の花が突き出す

アオカズラアオカズラ


アオカズラアオカズラ
花は小さく、先が5つ(まれに4つ)に割れた小さな萼、5枚(まれに4枚)のレモン色の花びら、5つ(まれに4つ)の雄しべ、1つの雌しべを持つ。開花直後は柱頭が突き出している。

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後から花糸が伸びて、花粉を出すころには葯と柱頭はほぼ同じ高さとなる。

アオカズラ
花糸が伸びる間に花弁は一回り大きくなる

アオカズラ花びらと雄しべは対生する

アオカズラ
花後
果実
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果実は濃青色に色づく

アオカズラ
アオカズラ2つの子房室がそれぞれ球形に膨らんでヒョウタン型の果実となる。球と球の間に柱頭が残る。
アオカズラ片方の子房室だけが膨らんだ果実も多い。このときは、柱頭はやかんの口のように球のつけねから突き出す。
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緑(赤を帯びることが多い)から青緑、青を経て濃青色となると果肉がやわらかくなる

アオカズラ
アオカズラ核と種子
芽生え
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シュート
アオカズラ
ツル状の枝と、そうでない枝とがある。陽当たりが良いとツルをよく伸ばす。ツルにならない枝は横~斜めに伸びることが多く、葉は平面的に配置される。

アオカズラ茎頂のようす。葉の展開に続いて茎がゆっくりと伸長する。

アオカズラアオカズラ
ツルは上方へ伸び、葉はらせん状に配置される。茎が急速に伸長し、追いかけるように葉が展開する。Z巻きで巻きつく。

アオカズラアオカズラ
枝やツルの先は枯れたり折れたりしやすい。そうすると、すぐ下の葉の腋芽が成長をはじめて、新しい先端となる。枝1の先端が折れて、下の葉(4は残った葉柄)の腋芽が伸長して枝2となる。枝2が折れて、同様に腋芽が伸びて枝3となった。枝2は裂けるようにに折れたため、尖った折れ口をモズが「はやにえ」に使っている。

アオカズラアオカズラ
ツルにならない枝の葉

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ツルの葉。ヘクソカズラの葉を思わせる形をしている。ツルにならない枝の葉に比べて、葉柄基部の肥厚部(蟹のハサミのような形をしている)がよく発達し、落葉後も残ってトゲとなる。

アオカズラ
幼個体や低いシュートの葉は、より幅広で葉の縁が波打つ

アオカズラ
落葉前に黄葉するが、あまり鮮やかとは言えない

アオカズラ
冬芽。クリーム色に縁取られた暗褐色の鱗片が美しい。

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樹幹のようす。トゲが残る。トゲの基部は盛り上がる。

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