我が家では子供たちが大きくなって、チャイルドシートが必要な時期はすぎたんですが、我が家でチャイルドシートを使うころにちょうとチャイルドシート義務化がされたのでこのあたりのことを書きます。 (メモがわりに書いたものなので読みにくくてすいません。時間があれば読みやすくします。)

チャイルドシートは現在法律で義務化されていますが、それでも車の中で明らかに座らずに遊んでいる子供をよく見かけます。 特にはやりのミニバン系の車でよく見るので、余計に私のミニバンに対する偏見が強くなってしまいました。 率直な感想を言うと、「あんな状態でよく平気で運転できるなあ。」と思います。 自分に何ら落ち度がなくても急ブレーキをかけざるを得ないケースや衝突されるケースは公道でいくらでも考えられるので、私は子供たちを体にあったシートに座らせてシートベルトをさせないと安心して運転できません。 我が家ではチャイルドシートこそ卒業しましたが、まだ子供の体格が小さいので、一番上の子はシートベルトが首にかからないようにするベルト調整具をつけ、下の2人はいわゆるジュニアシート(ブースターシートとかも言うようですね)+ベルト調整具をつけてシートベルトをさせています。

チャイルドシート義務化の時にもいくつか反対意見があったようですが、私の聞く限りでは自分勝手で理屈の通らない「屁理屈」としか思えないようなものしかなかったように思います。 一番よく聞いたのがチャイルドシートが数万円程度するので経済的負担がある、とかいうものでした。 例えば新車であれば軽でも100万くらいするものもありますし、中型以上の車なら200万かそれ以上するのもめずらしくない状況で、車両価格の1〜2%程度の出費に文句をいうのはどうも理解できません。 我が子のためにその程度の出費をすることさえいやなのでしょうか。 また、どうしても負担を感じる場合は行政側で補助策としてチャイルドシートの貸し出しをするという手もあります。 実際そうした取り組みをしていたところもあったと思います。 行政まかせにしなくても一般のレンタル用品で借りる手もあります。 我が家も数年しか使わないチャイルドシートを複数買うのはちょっと躊躇われたので必要な期間レンタルチャイルドシートも借りて併用した時期がありました。

もうひとつ聞くのは子供がいやがる、もしくはシートベルトで縛り付けるのはかわいそう、とかいう意見です。 我が家でも一番上の子を最初にチャイルドシートに乗せたときは結構大泣きをしました。 しかし、この最初の時期を何とか乗り切れば後は子供自身が慣れて、後の方になれば自分からチャイルドシートによじのぼるようになりました。 要は親の方が「車に乗る時は絶対にチャイルドシートに座らせるんだ」という強い意志ときっぱりとした態度をとる、ということではないでしょうか。 2番目以降の子は上の子が自然にチャイルドシートに座るのでそこまで大騒ぎしなかったように記憶しています。 (もちろんチャイルドシートに座らせるからには子供の様子に気を配るのは当然で、パチンコ屋の駐車場でチャイルドシートで眠る子供を放置して熱死させるようなバカ親は論外です。)

子供は自分ではまだ車の危険性とかはわからないし、自分からシートベルトを要求するようなこともできないので、親(というか運転者)に対してチャイルドシートを義務化することは必要不可欠であり、むしろ法制化するのが遅かったくらいだと思っています。

これに比べると大人のシートベルトは何も法律で義務化するほどのことはないと思います。 もう一人前の判断のできる(はず)の大人に対しては各自の判断にまかせて、シートベルトをしなかったら事故が起こった時に危険だということを周知するので十分なのではないでしょうか。 シートベルトをしないとあぶないと思う人は自発的にシートベルトをする、危険性は理解してもあえてシートベルトをしない、という人はそれでもかまわないと思います。 ただし、シートベルトをしないで事故にあって怪我をした時は、それなりの報いを受ける、即ち保険料が減額されたり支給されなかったりする、といったあたりで調整すればいいと思います。 こうしたよけいなおせっかい的なことまで法制化しないといけないとすれば、それだけ一般ドライバーはバカにされていると思わないといけないのでは?

ちなみに私はシートベルトが法制化される前から必ずシートベルトはしてました。 だって、何かあった時にダメージを少しでも減らしたいし、シートベルトでちゃんと体がシートに保持されてないと峠とかを思うように走れないじゃないですか。^^)

2002年5月31日(金光記)