ASCII pTeX 2.1.9 (角藤版) (と関連ソフト(ghostscript, dviout)のインストールログ I. pTeX のインストール 1. ファイルの準備 近畿大の角藤さんのページ http://www.fsci.fuk.kindai.ac.jp/~kakuto/win32-ptex/ から必要な情報とファイルが入手できる。実際はミラーしている ftp://ftp.u-aizu.ac.jp/pub/tex/ptex-win32/ から取得する方がいいようだ。準備するファイルは、 (簡易インストーラ) texinst731.zip (pTeX 本体) [最小セット] dlltex.tar.gz latex.tar.gz mftools.tar.gz platex.tar.gz ptex-2.1.9-lib.tar.gz ptex-2.1.9-w32.tar.gz web2c-7.3.1-lib.tar.gz web2c-7.3.1-w32.tar.gz [標準セット] (最小セットに+) dvipsk-w32.tar.gz ltxpkgs.tar.gz manual.tar.gz mendexk-w32.tar.gz oldformat.tar.gz oldinputs.tar.gz pdftex-dll.tar.gz pdftex-lib.tar.gz pdftex-w32.tar.gz vf-a2bk.tar.gz [他にもフルインストール用ファイルがあるが今回は標準セットをインストール] 2. ファイルの展開 TeX をインストールするトップディレクトリ(デフォルトは c:/usr/local だが ここでは c:/ptex )で texinst731.zip を展開。 c: mkdir \ptex cd \ptex unzip c:/temp/texinst731.zip 次に必要なアーカイヴを作業ディレクトリ(ここでは c:/temp)にそろえて、 c: cd \pTeX texinst731 c:/temp 最後に定義すべき環境変数が表示されるので、autoexec.bat (win95/98) またはコントロールパネル(winNT/2000)で設定。 set PATH=%PATH%;c:\pTeX\bin set TEXMFMAIN = c:/pTeX/share/texmf set TEXMFCNF = .;c:/pTeX/share/texmf/web2c (TEXEDIT や MFEDIT は適宜追加) II. ghostscript のインストール 1. ファイルの準備 (上記 pTeX のサイトからリンクをたどって入手可) gsv29w32.zip gs601w32.zip gs601-j-wapi.zip (今回は使わなかった) gs601-j-vlib.zip 2. 展開 適当な作業ディレクトリ(今回は c:\temp)で gs601w32.zip を展開し、 setup を実行(今回はすべてデフォルトなので Aladdin にインストール)。 作業ディレクトリで gsv28w32.zip を展開し、setup を実行。 (今回はデフォルトで ghostgum にインストール) 3. 日本語化キットの適用 cd \Aladdin unzip gs601-j-vlib.zip (ディレクトリ構造を保って展開) 4. 環境変数の設定 set PATH=%PATH%;c:/Aladdin/gs6.01/bin set GS_LIB=c:/Aladdin/gs6.01/lib;c:/Aladdin/gs6.01/vflib;c:/Aladdin/fonts set VFONTCAP=c:/pTeX/share/texmf/dvips/vfontcap III. dviout のインストール 1. ファイルの準備 配布元は、 http://akagi.ms.u-tokyo.ac.jp/index-j.html ここからたどって、 tex311w.tar.gz を入手 2. 展開 適当なインストールディレクトリで展開 (今回は \pTeX\dviout で展開) このままパスを通すか、実行ファイル(*.exe) を pTeX\bin に移動/copy。 3. 設定 dviout を起動し、パラメータを設定。 (だいたいはデフォルトでよい。例えば次のとおり。) -TEXROOT:^T\fonts -TEXPK:^r\pk\\^s.^dpk;^r\tfm\\^s.tfm;^r\vf\\^s.vf フォントの自動生成をさせるために mktexpk を呼び出す設定で、 自動設定すると、 gen: `c:\pTeX\bin\mktexpk ^s ^d ^D ^d/^D のようにフルパスで表示されることがあるが、この場合は前のパス部分を除いて gen: `mktexpk ^s ^d ^D ^d/^D のようにしないとうまくいかなかった。 (多分 \ の部分のせいであろう。) IV. GUI-Shell の利用 I. から III. までで MS-DOSプロンプトまたはコマンドプロンプトで TeX を 利用できるようになるはずだが、windows らしく GUI で使うために、 「pLaTeX2e for windows another manual vol.0」ソフトバンク刊、の CD-ROM に入っている GUI-Shell を使う。 CD-ROM の GUI-Shell に入っている実行ファイルとヘルプファイルを TeX のバイナリディレクトリにコピーする。 f: cd \GUI-Shell copy *.* c:\ptex\bin スタートメニューの設定のタスクバーと「スタート」メニューを選び スタートメニューの詳細ボタンでエクスプローラを起動する。 適当な場所にフォルダ(pTeX219)を作成し、そのフォルダ内に ショートカットを作成する。作成するのは、 bwitex.exe (initex) bwvtex.exe (virtex) winmkidx.exe (makeindex) wbibtex (bibtex) wdvips.exe (dvipsk) である。ほとんどはこれで使えるようになるが、bwvtex(virtex) だけは 一度起動して設定メニューのフォーマットファイルの登録を選び、 platex.fmt と ptex.fmt を追加しておく。 同じく設定メニューのDVIドライバの登録で dviout を登録しておくとよい。