apache 2.2.4 のインストールログ

1. 展開

    gtar zxvf httpd-2.2.4.tar.gz

2. configure と make

    cd httpd-2.2.4
    ./configure --prefix=/www --enable-so

    make 
    make install

3. 設定ファイル編集

    /www/conf/httpd.conf を編集
    今回編集したのは、

--- サーバの設定
ServerAdmin kanamitu@fukuoka-edu.ac.jp
ServerName hoge1.fukuoka-edu.ac.jp
Group nobody
AddHandler cgi-script .cgi

---ドキュメントルート設定
DocumentRoot "/www/home"
<Directory "/www/home">
AllowOverride All
</Directory>

---ユーザ用設定
UserDir html
<Directory /home2/staff/nibu/*/html>
     Options Indexes FollowSymLinks ExecCGI
     AllowOverride AuthConfig Limit
     Order allow,deny
     allow from all
</Directory>

4. 起動設定

   Solaris 10 では SMF(Server Management Facility) によってサーバソフトの
   管理をするようになっている(従来の /etc/rc3.d/S99hoge とかでも可能)。

   apache の場合は 1.3系列が /etc/rc3.d に設定があり、2.0系列が SMF で管理
   というように２系統のサーバがインストールしてあるが、どちらもデフォルト
   では設定ファイルが規定の場所にないのでブート時には起動しない。

   ここでは新しいバージョンを別に /usr/local 以下にインストールしたため、
   既存の SMF の設定を流用して管理する。

   SMF への登録用の xml ファイルは /var/svc/manifest/network/http-apache2.xml
   としてあるが、この中には apache のインストール場所に関係した記述はなく、
   起動用のスクリプトが /lib/svc/method/http-apache2 である記述があるだけ
   なので、xml ファイルは変更せず、起動スクリプトの 
   /lib/svc/method/http-apache2 を編集する。変更箇所は次のとおり。
   
   APACHE_HOME=/usr/local/apache2
   CONF_FILE=/usr/local/apache2/conf/httpd.conf
   PIDFILE=/usr/local/apache2/logs/httpd.pid

   これで httpd のサービスを有効にすればサーバが起動する。

   /usr/sbin/svcadm enable svc:/network/http:apache2

   無効にする場合は逆に

   /usr/sbin/svcadm disable svc:/network/http:apache2

   設定ファイルの httpd.conf を変更したときは、

   /usr/sbin/svcadm refresh svc:/network/http:apache2

   または、

   /usr/sbin/svcadm restart svc:/network/http:apache2

   などとする。


5. ログのローテーション

 Solaris 9 からはログのローテーションに logadm コマンドが使える。
 apache に使う場合は例えば次のようにする。

 /usr/sbin/logadm -w apache2 -p 1w -C 3 -t '/www/logs/$basename.$n'
                                        -a '/www/bin/apachectl graceful'
                                           '/www/logs/*{access,error}_log'

 (実際は１行。-w オプションは設定ファイルへのエントリ名、
              -p オプションはローテーションの間隔(1w は１週間)、
              -C オプションはログを何世代残すかの指定、
              -t オプションはローテーションしたログの名前のテンプレート
              -a オプションはローテーション後に実行するコマンド
              最後にローテーション対象のログファイル名)

 logadm コマンドの結果は /etc/logadm.conf に書き込まれる。この設定ファイル
 が１日に一度参照され、それに従ってログのローテーションが実行される。