PostgreSQL 8.2.4 のインストールログ

1. 展開

    postgresql-8.2.4.tar.gz　を使用。

    gtar zxvf postgesql-8.2.4.tar.gz

2. configure と make

    ./configure --prefix=/www/pgsql
    (マルチバイトのコードは取り込まれてるそうなので指定しなくてよい)

    gmake
    gmake install
    (root で)

3. postgres ユーザの登録

  /usr/sbin/groupadd postgres
  /usr/sbin/useradd -g postgres -d /www/pgsql postgres
  chown -R postgres /www/pgsql

  (postgres グループを作成し、postgres ユーザをそのグループ
　に属し、ホームディレクトリをインストールディレクトリにして登録。
  2. でインストールしたディレクトリも postgres の所有にしておく)

4. ユーザ postgres での設定例

  a. su - postgres

  b. /www/pgsql/bin/initdb -E EUC_JP -D /www/pgsql/data

  c. /www/pgsql/bin/pg_ctl start -l /www/pgsql/log/logfile -D /www/pgsql/data -o '-i' 2>&1 &

     (うまくいったら自動起動するように /etc/init.d/postgres として

     #!/bin/sh
     su - postgres -c "/www/pgsql/bin/pg_ctl start -l /www/pgsql/log/logfile -D /www/pgsql/data -o '-i'"

      という起動スクリプトを準備し、/etc/rc3.d/S99postgresql にリンクしておく)

      (注1: Solaris10 ではサービスの管理に SMF(Service Management Facility)を
       使うようになっているが、面倒なので旧来の方法で起動している。)

      (注2: data ディレクトリにある postgresql.conf で listen_addresses = '*'
       と設定して TCP接続を受付ける設定にできる。また、同じところにある
       pg_hba.conf で　host all all 192.168.0.0/16 trust などとして
       ローカルネットのクライアントからの接続を受付けるようにできる。)

  d. 環境変数

     以下の環境変数を登録する
       setenv POSTGRES_HOME /www/pgsql
       setenv PGLIB $POSTGRES_HOME/lib
       setenv PGDATA $POSTGRES_HOME/data
     (必要なら MANPATH や LD_LIBRARY_PATH にも登録を加える)

  e. postgres ユーザの登録

     createuser コマンドで登録
     (Web サーバからも使う場合は nobody も登録しておく。ただし権限は制限)

  f. データベースの作成
     (ここからは作成権限のある登録ユーザでやればよい。
      ここでは石原博士作成のＳＦ雑誌データベースの例をあげる。)

     createdb sfmgz

  g. テーブルの設計

     create ステートメントをファイルに作成(sfmgz_tab.create)

     create table sfmgz_tab
     (
       author	varchar(58),
       title	varchar(90),
       pages	varchar(9),
       times	int2,
       comment	char(6),
       magazine	varchar(30),
       date	char(10),
       volume	varchar(7),
       org_author varchar(39),
       org_title  varchar(108),
       translator  varchar(20),
       number	int2
     );

  h. テーブル作成

     psql sfmgz < /usr/local/pgsql/sfmgz_tab.create

  i. テーブルにデータを入れる

     psql sfmgz

     sfmgz=> \copy sfmgz_tab from /usr/local/pgsql/sfmgz_bk.tab

     (データはあらかじめ TAB 区切りにしておく)

  j. 確認

     sfmgz=> select * from sfmgz_tab where number = 8000;

     結果が表示されれば OK。

  k. 他のユーザ(nobody とか)からも使う場合は grant コマンドで設定

     grant select on sfmgz_tab to nobody;