grub のインストール(RedHat 8.0 の例) 1. ハードディスクへのインストール 通常どおり RedHat 8.0 のインストールをし途中のブートローダのところで grub を MBR にインストールする。 (Windows系の OS が先にインストールされている場合は起動用フロッピーを 作成しておいて万一に備える。この時 WindowsXP あたりだと起動用フロッピー が作成できないので 98系で作成しておくのが簡単。MBRを元に戻すには、 起動フロッピーの fdisk を使って fdisk /MBR ) 2. フロッピーへのインストール RedHat にログインし、vfat(DOS)フォーマットのフロッピーを用意して、 mount /mnt/floppy mkdir -p /mnt/floppy/boot/grub cd /boot/grub cp stage1 /mnt/floppy/boot/grub/. cp stage2 /mnt/floppy/boot/grub/. cp fat_stage1_5 /mnt/floppy/boot/grub/. cp menu.lst /mnt/floppy/boot/grub/. として必要なファイルをコピー。次に使えるようにするために、 cd /sbin grub grub> root (fd0) grub> setup (fd0) grub> quit として作成したフロッピーで grub が起動するか確認する。 hda1 に Windows が入っている場合、 grub> root (hd0,0) grub> makeactive grub> chainloader +1 grub> boot で起動する。 hda 5 に Linux が入っている場合、 grub> root (hd0,5) grub> kernel /boot/vmlinuz-2.4.18-14 root=/dev/hda5 grub> boot 万一うまくいかなかったら上記の fdisk /MBR で MBR を元に戻す。 その後 grub を再インストールする場合は、 grub-install /dev/hda のようにする。(最初はルートパーティションに grub を入れといて、 Linux の起動ディスクで起動を確認してから grub-install した方が 安全かもしれない。) 3. splash イメージの変更 grub の起動画面のスプラッシュイメージは /boot/grub/splash.xpm.gz を 使っているのでこれを差し替えれば好きな画像をスプラッシュイメージに できる。これは xpm 形式の画像を gz圧縮したものであり、VGA(640x480)、 14色以内という制限がある。従って xpm 形式を扱えるグラフィックソフト で画像を作成する。 ここでは gimp を使った。gimp で好きな画像を読み込む。 例えば、/usr/share/backgrounds/images/space には HST などの画像が用意 してあるのでこれを読み込む。サイズを VGA に変更し、インデックスカラー で色数を 14に落とす。その後 splash.xpm という名前にして xpm 形式で保存 する。これを gzip で圧縮して元のファイルとおき換える。