C-SODA/ISAS/JAXA8の山内による、CとC++のユーザをターゲットとしたMediumレベル(CFITSIOよりHighレベル)のFITS I/Oライブラリである。
SFITSIOはC++で書かれているので、ユーザ・コードもC++コンパイラを使う必要があるが、C言語の知識だけで使えるように工夫されている。
これまでに無い直感的なAPIが特徴で、目的の値をアクセスするまで、ほとんどの場合、2〜3ステップでコードが終わる。
対応しているHDUは、イメージ,アスキーテーブル,バイナリテーブル, で WCSLIBとの連携も簡単である。
ネットワーク経由(http,ftp)や圧縮ファイル(gzip,bzip2),パイプ経由のストリームも特別なAPIなしでアクセス可能である。
Linux, FreeBSD, MacOSX, SolarisとCygwinに対応しており、FITSライブラリとしては唯一、日本語マニュアルが整備されている(英語マニュアルもある)。
最新バージョンは、1.1.0。情報は下記から。
http://www.ir.isas.jaxa.jp/~cyamauch/sli/