: 基本ヘッダ辞書 (2003/12/10)
: 基本ヘッダ辞書
: 基本ヘッダ辞書
目次
観測装置間で共通化できるキーワードは、基本ヘッダ辞書に記述される。基本ヘッダ辞書内の各項目の意味は以下の通りである。
- Header Key Word:
- FITS ヘッダキーワード
- Revised:
- 最終更新日付
- Category:
- 分類。
- Importance:
- 重要度。以下の値をもつ
- Common:
- 必須キーワード
- Imaging:
- 撮像データに必須なキーワード
- Spectroscopy:
- 分光観測データに必須なキーワード
- Polarimetry:
- 偏光観測データに必須なキーワード
- Object:
- 天体フレームに必須なキーワード
- Optional:
- キーワードの定義のみで、必須ではない。ただし、装置固有キーワードの中で基本ヘッダ (Optional) と同じ意味のものがある場合には、基本ヘッダを優先する。
- Alias:
- ツールキット(3.3.4参照)の Status Distribution Service を利用して OBS からステータスを取得する場合の指定キーワード。ここに Toolkit と書かれていれば、(FITS 化)Toolkit により入力が可能である。また、Next Toolkit となっていれば、次バージョンのツールキットで計算ツールを提供予定。全観測装置に共通なものは、``FITS.SBR.????'' の形式をとり、観測装置ごとに参照ステータスが変化するものは、``FITS.#Inst.????'' の形式をとる。ただし、'#Inst' は観測装置の3文字略称で、以下の通り。
- AO188 AON
- COMICS COM
- FOCAS FCS
- FMOS FMS
- HDS HDS
- IRCS IRC
- MOIRCS MCS
- Suprime-Cam SUP
- AO36 AOS
- OHS OHS
- MIRTOS MIR
- CAC CAC
- CIAO CIA
- Kyoto3D-II K3D
- FormatC:
- キーワード値の記述形式 (C 言語形式)。
- FormatF:
- キーワード値の記述形式 (FORTRAN 形式)。
- Unit:
- キーワード値の単位。キーワード値の単位は基本的にこの単位で記述するものとする。ただし、どうしても問題が生じる場合には、別途すばる側担当者と相談のこと。
- Recommended:
- すばるが推奨する規定値。矛盾が生じない限りこの値を使用する。SIMPLE, OBSERVAT については必ずこの値を使用する。
- Sample:
- 値の例。
- Obsolete:
- すでに使われなくなったキーワードを表わす。
- Comment:
- FITS ヘッダ内に記述されるインラインコメントの内容。値に単位が必要な場合は、単位の記述もおこなう。
- DescriptionE:
- キーワードの意味や定義 (英語)
- DescriptionJ:
- キーワードの意味や定義 (日本語)
平成22年2月17日