: キーワードのまとめ
: FITS の拡張
: Support for 64-bit integers
目次
現在 FITS の規格は IAU の FITS WG (Working Group) が決定権を持っている (1988 年の IAU 総会による)。
2003年の GA(総会)で IAU FITS WG の議長が D. Wells (NRAO) から W. Pence (NASA/GSFC) に交替し、副議長は F. Ochsenbein (CDS) となった。
WG には各地域から代表委員が参加しており、日本からは金光理 (福岡教育大)が委員になっている。(計 22名。http://fits.gsfc.nasa.gov/iaufwg/iaufwg.html参照)
データ構造の開発者が既存の FITS フォーマットにしっくりこない部分がある場合、新たな拡張を開発、提案することができる (もちろん新しい拡張は既存のフォーマットに影響を与えるものであってはならない)。
この新しい拡張が正式に FITS の拡張として認められるまでの手順は以下の通りである。
- ユニークな名前の新しい extension を IAU FITS WG に登録
- 天文コミュニティでの議論 (多くは電子的な) の後正式なプロポーザル
- プロポーザルに基づき、fitsbits メーリングリストで議論
- 天文コミュニティでの合意に達したら批准のため地域委員会で並列投票
(地域委員会は現在、European、Japanese、American Astronomical Society
の WGAS (Working Group on Astronomical Software) FITS Committee の 3 つがある)
- IAU FITS WG での投票、認可を経て正式な extension となる
平成16年10月1日