同一の構図で通常撮影・赤外線撮影した画像があれば、ランドサット画像などで使われる赤外カラー合成画像(フォールス・カラー画像)["false color infrared (bands 4,3,2)"と呼ばれるもの]もどきを作ることができる。
画像処理ソフト[ここではフリーソフトのJTrim(WoodyBells氏)に沿っている]では、次の手順で作成する(上の写真の番号と対応)。
また、デジカメで赤外写真! (林治克氏)からダウンロードできるフリーソフト「赤外写真が出来るンです for Yahoo Camera」(弓場憲生氏)でも同じ画像が生成できる。
可視光線下では、緑の植生はコンクリートや枯れた草地よりもずっと暗い(アスファルト並み)が、700〜750nmで急に反射率が上がり、コンクリートよりも明るく、枯れた草地と同じくらいになる(データ)。このこと(近赤外線と可視光線での反射特性の著しい違い)によって、樹林とさまざまな景観要素を区別することができる。赤外カラー写真では、可視光線で暗く近赤外線で明るい緑葉は鮮やかな赤に見える。枯れた葉や黄色くなった葉は、可視光線もよく反射するので、白っぽく見える。