赤外カラー合成画像

同一の構図で通常撮影・赤外線撮影した画像があれば、ランドサット画像などで使われる赤外カラー合成画像(フォールス・カラー画像)["false color infrared (bands 4,3,2)"と呼ばれるもの]もどきを作ることができる。

自然教棟南方赤外合成手順

画像処理ソフト[ここではフリーソフトのJTrim(WoodyBells氏)に沿っている]では、次の手順で作成する(上の写真の番号と対応)。

  1. 赤外画像
  2. 「単色カラースケール」で赤の単色画像に変換
  3. ふつうの画像
  4. 「RGB交換」で「赤緑青→緑青赤」に変換
  5. 「RGBの度合い」で赤のレベルを最低(−255)に落とす
  6. 「合成」(オプションは「加算」)で2と5のうち一方の画像をもう一方にクリップボード経由で重ね合わせる

また、デジカメで赤外写真! (林治克氏)からダウンロードできるフリーソフト「赤外写真が出来るンです for Yahoo Camera」(弓場憲生氏)でも同じ画像が生成できる。

ランドサット衛星画像のカラー合成(PDF) (九州東海大学工学部宇宙地球情報工学科)
菜園菜園

可視光線下では、緑の植生はコンクリートや枯れた草地よりもずっと暗い(アスファルト並み)が、700〜750nmで急に反射率が上がり、コンクリートよりも明るく、枯れた草地と同じくらいになる(データ)。このこと(近赤外線と可視光線での反射特性の著しい違い)によって、樹林とさまざまな景観要素を区別することができる。赤外カラー写真では、可視光線で暗く近赤外線で明るい緑葉は鮮やかな赤に見える。枯れた葉や黄色くなった葉は、可視光線もよく反射するので、白っぽく見える。

地球観測とは? (EORC 地球観測研究センター | JAXA 宇宙航空研究開発機構)
Remote Sensing Tutorial Table of Contents (NASA)
Landsatデータの取得と表示 (三重大学共生環境学科環境解析学研究室)

風景の簡易赤外線写真に戻る
ホームに戻る