ムラサキツユクサ(ツユクサ科)
花
たくさんの茎が密生していることが多い。それぞれの茎には細長い葉が数枚つき、先端と葉腋に花序がつく。
つぼみのときの花序。先端の花が最初に咲き、順に基部の方に咲き進む。
咲くときに花柄が上へ伸び、咲き終わるとだらりと垂れ下がる。
萼片
コマルハナバチが花に顔を埋めている。明け方に咲き、お昼過ぎにはしぼむ。訪花昆虫が多いのは早朝。
トラマルハナバチ
ヒラタアブの1種
花の簡易紫外線写真
花の中心部。雄しべの花糸には細長い毛が密生している。
花の内部。
柱頭の押し潰し像。表面突起と付着花粉が見られる。
つぼみから取り出した雄しべ。
雄しべの毛。先の方は丸い細胞、基部の方は円筒形の細胞が連なっている。
2数性の花
花粉形成のようす
葉
左から葉の上面(向軸面)・下面(背軸面)・葉鞘
葉の裏の表皮の気孔
針状結晶
ノハカタカラクサ(トキワツユクサ)
薄暗い林の縁で群生
ムラサキゴテン
ムラサキツユクサと同属で、乾燥に強い園芸植物。
花序や花は、色合いと大きさを除けばムラサキツユクサとよく似ている。
Tradescantia sillamontana
花糸の毛がない。
ブライダルベール(Gibasis属)
雄しべの毛は付け根と葯の少し下の2ヶ所につく
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