ヤツデ・カミヤツデ(ウコギ科)
ヤツデ
幹の上部に葉が集中
濃い緑の葉から突き出した花序は、軸も花も白く、シイ林の陰で浮かび上がって見える。花序は、多数の球形の小花序でできている。
たわわについた果実の重みで垂れ下がった果序。
花序・花の雄性先熟性
雄性期の花序と花
雄性期が終わり、花びらが落ちると無性期になり、蜜の分泌も止まる。柱頭が伸びると雌性期になり、再び花盤に蜜がしみ出る。柱頭が茶色になり、蜜も出なくなると雌性期も終わる。
3群の花柱を持つ奇形花
2個体における雄性期の花序と雌性期の花序の数の変化
カミヤツデ
つぼみのときに内向きに折りたたまれていた雄しべは、花びらが開くとともに右横に倒れて、折りたたみが取れて葯が上になり、再び立ち上がる。
降雪や霜が数日続くと、葉や花序はしおれてしまう
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