ソテツ
ソテツ(長崎県平戸)

雄株と花粉錐
ソテツソテツの雄株。葉に囲まれて、小胞子葉をびっしりとつけた長い花粉錐がつく。

ソテツソテツ
小胞子葉の裏側には魚の卵のようなぶつぶつがあり、その中に花粉が入っている。

ソテツソテツ
取り出した1枚の小胞子葉と簡易紫外線写真。

ソテツ小胞子葉裏面の拡大。小胞子嚢は3・4個ずつかたまってつき、開いて小胞子を出す。

雌株と種子錐
ソテツ
ソテツの雌株。クリーム色の大胞子葉の集まり(種子錐)がつく。

ソテツ大胞子錐を上から覗きこむと、奥の方に緑色の玉(胚珠)が見える

ソテツソテツ
大胞子葉

ソテツ
胚珠の先端に受粉滴が見える

ソテツ胚珠の断面

ソテツ受粉が終わると、大胞子葉どうしが密着しあい、胚珠は外から遮断される

ソテツ
胚珠の先端部に入り込んだ花粉は花粉管を伸ばす一方(左)、精子(右)を放出する。

ソテツ
種子をつけた雌株
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ソテツソテツ
外側の赤く軟らかな層を削り落とすと、硬い殻がある。

ソテツ殻を割ると、薄い「渋皮」に包まれた配偶体がある。

ソテツソテツソテツ
新葉
ソテツ
サンゴ根
ソテツ・サンゴ根ソテツ・サンゴ根ソテツ・サンゴ根ソテツ・サンゴ根ソテツ・サンゴ根

ソテツでは、地表付近の根が「サンゴ根」と呼ばれる特徴的な形、そして鈍い翡翠(ひすい)色を示す。断面を見ると、表面の少し内側に緑色の帯がある。緑色の部分では、細胞の中に球形のシアノバクテリアが詰まっているのが分かる。

ザミア属の1種
Zamia furfuraceaZamia furfuracea
Zamia furfuracea
ソテツ@西表庵・研究紹介 (高相徳志郎氏・木本行俊氏)
The Cycad Pages (Dr. K. Hill; Royal Botanic Gardens Sydney)

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