ゲンゲ(レンゲソウ)
ゲンゲが群生する春の田んぼ(レンゲ畑)
集まった花が外側を向いて咲く。咲きはじめは濃ピンク色、しだいに紫味が強まる。
夜になると花が俯く
田んぼ1枚分のレンゲ畑に1個体だけ赤~紫系の色素を欠いた白花品が混じっていた。花びらだけでなく、萼片や茎にも赤味がない。
たくさんのミツバチが花々を巡っている。マメ科ソラマメ亜科の典型的な送粉パターンで、翼弁を押し下げて花の奥から蜜を吸うときに、竜骨弁からはみ出した葯と柱頭がミツバチの腹に当たる。
ニホンミツバチ。2枚目の写真では、雄しべがハチの身体に押しつけられているのが見える。
セイヨウミツバチ
ミツバチが何度も訪れた花は、はみ出した葯と柱頭が戻らなくなったり、花びらが傷だらけになる。
自力で花に潜り込めないモンシロチョウは、ミツバチが使い古した花を好むようだ。
果実
花が終わると、個々の花が豆果(豆のさや)に変化していく。
熟するにつれて豆果は黒変し、上下(背腹方向)につぶれた形になる。
枯れた葉・茎の中に点々と黒い果実が散らばる
種子
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