フデリンドウ(リンドウ科)
花
花冠の先端は5つの長い裂片と5つの短い裂片(「副片」という)に分かれている。長い裂片の裏側は緑色で、日中以外は(くもりの日は日中も)花冠は閉じ、緑色のところだけが外に来るように折り畳まれる(少しねじれが入る)。
小型のハナバチが潜り込んでいる
4数性の花
果実
成長した子房が突き出して、上の方がわずかに開く。写真の果実ではゼンマイのように巻いた花柱が残るが、残らないときもある。
上の写真から一雨過ぎた直後のようす。雨が降ると大きく開く。種子が雨水とともに溢れ出していくのだろう。陽が射してあたりが乾いていくとともに、開いたのが元のように閉じてしまった。
何回かの雨の後。色褪せた果実は、乾いても開いたまま。
果実の内果皮。らせん状に細胞壁が厚くなった細胞が並ぶ。細胞の縦方向は果実の縦方向と一致している。
種子の断面
秋に発芽し、ひっそりと葉を広げる。
2月の姿
テキスト目次に戻る
ホームに戻る