福岡市動植物園を利用
筆記用具(簡易なスケッチができるよう、スケッチブック、あるいは白紙+クリップボードなどを含むこと)、昼食、入場料、物差し
他、デジタルカメラ、双眼鏡、色鉛筆などがあるとより便利かも知れない
どれに重点がおかれるかは、園によって違う。大学の附属植物園(東大・北大・大阪市立大が代表的)では4・5に、自治体の植物園では1〜3に重点がおかれる傾向がある。
福岡市植物園では、それぞれの機能がどのように割り当てられているだろうか。入園の際にもらえる園内地図を利用して図示してみよう。
ラン科は2万以上という大変多数の種を含み(キク科・マメ科とベスト3を競っている)、花の特徴は訪花者(ポリネーター)との相互関係を通じて多様化している。
ラン科の花の基本的なつくりをシランで示してある(ここも参照)。
ラン科の花において、唇弁(リップ: 図のIP(L))は、訪花昆虫の着陸場であり、通路でもある。視覚や嗅覚への信号によって誘引されてきた昆虫の行動を定め、送粉・受粉のあり方に大きく関わる部分だ。
ふつうは、蕊柱(カラム: 図のC)が上、唇弁(リップ: 図のIP(L))が下、という位置関係になっている。しかし、これが逆転して、唇弁が上、蕊柱が下になっている種類もある。
生活型によって、地生ラン・着生ラン・腐生ランに大別される。温室内では地生ランと着生ランが栽培されている(腐生ランの例)。
温室内で開花中のランから3種を選び、(1)全体、(2)花1個、(3)リップの略図を描く。大きさが分かるように、適当な部位の長さを測ってスケッチに記入する。ラベルから種名(和名・学名)・原産地を書き写す。
(略図を描いていない種も含めて)花の大きさ、形(特にリップ)、生活型において、どのような多様性が見られたか、を考察として加える。
乾燥環境(砂漠、サバンナ、岩上、海岸など)のもとで生育する植物にしばしば見られる特徴
地球上には、緯度30°の南北に広がる中緯度高圧帯(亜熱帯高圧帯)、大陸西岸〜内陸といった条件が複合した大規模な乾燥地域が各大陸にある。地史的に大きく異なるこれらの地域では、分類的にかけ離れた複数のグループにおいて上記の特性が進化した。
多肉植物温室において、「多肉性」を示す植物の例を、できるかぎり多数の科から見出し、種名(和名・学名)・原産地・多肉化している部位・トゲの有無・その他の特徴を記録して、表を作る