大学構内の自然観察(初夏)

グループ(班)を組み、それぞれ1つのテーマに絞って取り組みます。

環境に応じた雑草種構成の違い
土が露出していて草刈りがされていない場所から、日照条件(日向/半日陰)・水分条件(乾燥/湿潤)・踏圧(強い/弱い)の異なる場所を選び、一定面積の調査区を設定して雑草の種を記録する
調査区の面積が一定になるようにする: 取りあえず1メートル四方
多少の定量的要素: 占有面積が多い種(1位〜5位、6位〜10位)を記録しておく
種子・果実から見た大学構内の植物相
種子・果実がついた植物を手当たり次第に採集→散布様式と種子・果実の形態との関係を調べて採集したものを分類する
(1) 採集
(2) 植物の名前を図鑑などで調べる: 名前が分かったら、種子と果実だけ小型ポリ袋で保存
(3) 種子・果実の形態を調べ、散布様式を分類する
8-1. 種子散布と散布体 | 8-2. 非動物散布 | 8-3. 動物散布
花と昆虫
2〜3種の植物種(豊富に開花しているもの)を選び、訪花昆虫・ハナグモの種(またはグループ)と行動(何をしているか: 花粉食・吸蜜・花食・捕食など)を時間を追って記録する
トンボの行動
自然教棟下の池で見られる数種のトンボから、一人1個体を選び、行動(移動・休止)を時間を追って地図上に記録する。
(1) マップつくり
(2) 行動のカテゴリ化: 原案(移動飛翔 | パトロール飛翔 | 水草上休止 | 池外植物上休止)――交尾・尾つながり・産卵などを注記
他に目立つ昆虫などがいたら、そちらの行動を観察しても良い(イシガケチョウ・テングチョウの吸水など)
自然科学教棟内の昆虫の死体
窓があるところ(階段周辺・ベランダ)には、夜に照明につられて迷い込んだ昆虫の死体が見られる。ポイント別に採集して、可能な範囲で分類し、方位や高さ、窓の大きさによる比較を行なう。
上記以外のテーマ

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