TeX, dviout, Ghostscript インストールキット
     (for Windows98/Me/NT/2000/XP)

■ 必要ファイル

注意: Windows 98/98SE/Me/NT/2000 をお使いの方は、このTeXインストールキットを使う前に、下記の Windows Installer 2.0 をインストールしておく必要があります。既に Windows Installer がインストールされている場合は、以下のファイルを実行した際、「指定されたサービスは既に開始されています。」というダイアログが表示されま す。(Windows XP は Windows Installer 2.0 のインストールは不要です。)

■ インストールされる TeX 環境

 以下のバージョンがインストールされます。(主なもののみ)

インストールされるフォルダは以下の通りです。

 c:\usr\local (TeX一式)
 c:\dviout (dviout)
 c:\gs\gs7.07 (Ghostscript)


■ インストール前の準備

TeX の旧環境はアンインストールして下さい。旧環境にアンインストーラがある場合は、それを用いてアンインストールして下さい。ない場合は、以下を参考にアンインストールして下さい。

1.TeX のアンインストール
環境変数の PATH に c:\ptex\bin があれば、その部分のみ削除。
環境変数の TEXMF, TEXMFMAIN, TEXMFCNF は削除。
TeX のファイル(platex.exe など)があるフォルダを削除。

2.dviout のアンインストール
dviout を一度起動し、メニューの Option から [Uninstall] を選択する。
dviout を終了した後、dviout.exe, dviout.hlp(dvioute.hlp), dviout.cnt(dvioute.cnt)を削除する。
dviout.par, dviout.vfn, install.par もあれば削除する。

3.Ghostscript & GSview のアンインストール
環境変数の PATH に Ghostscript 関係のフォルダが設定されていれば、その部分を削除。さらに、環境変数にGSLIB があればそれも削除。
コントロールパネルの[アプリケーションの追加と削除] (または[プログラムの追加と削除])から Ghostscript, GSview, Ghostscript Fonts を削除。
そして、c:\gs フォルダ(または c:\Aladdin), c:\Program Files\Ghostgum フォルダを削除。

4.Windows NT/2000/XP の AUTOEXEC.BAT の内容を確認する
メモ帳から c:\autoexec.bat を(存在する場合のみ)開く。
その中で TEXMF, TEXMFMAIN, TEXMFCNF, GSLIB が設定されていれば、それらを削除する。
また、PATH に c:\ptex\bin があれば、その部分のみ削除する。


■ インストール

※ Windows NT/2000/XP では Administrator になってから行って下さい。

1. texinst.exe をダブルクリックして下さい。すると、c:\temp に一時ファイルが展開されます。

2. 自動的にコマンドプロンプトが現れます。そこで、[Enter]を押すとインストールが開始されます。

3. TeX ファイルのインストールの終了後、BaKoMaフォントのインストーラが起動するので、画面の指示に従ってインストールして下さい。

4. 次に、Ghostscript のインストーラが起動するので[All Users]にチェックを入れ、[install]をクリックして下さい。

5. 環境変数 PATH を設定するようダイアログが現れます。元々記述されているものの後ろにセミコロン(;)を付け、その後ろに以下を追加して下さい。
c:\usr\local\bin;c:\gs\gs7.07\bin;c:\gs\gs7.07\lib;c:\dviout

6. 設定終了後、Windows を再起動して下さい。


■ インストール後の後片付け

c:\temp フォルダを削除して下さい。


■ 追加インストール(オプション)

以下のソフトを Web からダウンロードし、インストールするとより一層快適になります。

1.Adobe Reader
PDF ファイルの表示と印刷を行います。
http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.html
からダウンロードしたファイルをダブルクリックし、インストーラの指示に従いインストールして下さい。
※ 既にAdobe Readerがインストールされている場合は再インストールする必要はありません。

2.GSview 4.7
PostScript ファイルの表示と印刷を行います。
ftp://mirror.cs.wisc.edu/pub/mirrors/ghost/ghostgum/gsv47w32.exe
からダウンロードし、gsv47w32.exe をダブルクリックして下さい。後はインストーラの指示に従いインストールして下さい。
さらに、GSview を起動してから [Options] -> [Advanced Configure...] で現れるダイアログの [Ghostscript Options:] なるエディットボックスに
-dWINKANJI
を追加して下さい。


■ TeX 環境のアンインストール

アンインストールは手動で行います。

1.環境変数の PATH から ;c:\usr\local\bin;c:\gs\gs7.07\bin;c:\gs\gs7.07\lib;c:\dvioutの部分を削除する。

2.c:\usr\local フォルダを削除。

3.dviout を一度起動し、メニューの Option から [Uninstall] を選択する。dvioutを終了した後、c:\dviout フォルダを削除。

4.コントロールパネルの[アプリケーションの追加と削除] (または[プログラムの追加と削除])から GNU Ghostscript 7.07と GNU Ghostscript Fonts を削除。そして、c:\gs フォルダを削除。

5.コントロールパネルの[アプリケーションの追加と削除] (または[プログラムの追加と削除])から Bakoma Fonts を削除。


■ prosper を利用するための追加設定 (2006年2月25日追記

上記の方法でインストールした TeX 環境において prosper を利用するには、さらに、以下の設定を行う必要があります。

1.prosper クラスファイルのコピー
prosper.zip をダウンロードして、解凍すると、prosper というフォルダができます。
このフォルダを c:\usr\local\share\texmf\tex\latex にコピーして下さい。

2.CMap ファイルのコピー
Resource.zip をダウンロードして、解凍すると、Resource というフォルダができます。
このフォルダを c:\gs\gs7.07 にコピーして下さい。

3.prosper.bat のコピー
prosper.bat を右クリックから保存します。
それを c:\usr\local\bin にコピーして下さい。
これで、コマンドプロンプト内で、
prosper ファイル名
とするだけで、prosper 形式のプレゼンテーションファイル(PDF)ができます。