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平成25年度卒業式・修了式 式辞 (平成26年3月25日)

平成25年度卒業式・修了式 式辞 (平成26年3月25日)

学長式辞の様子学長式辞の様子

 平成25年度の卒業式・修了式にあたり、卒業生ならびに修了生の皆さんに福岡教育大学の教職員を代表して、お慶びを申し上げます。

 同時に、本学における修学を今日まで支えてこられました、ご家族の皆様に対しましてもお祝いを申し上げます。

 また、卒業生および修了生の皆さんの栄えある前途を祝福するために、本日、ご臨席を賜りました来賓の皆様にも厚く御礼を申し上げます。

 今年度、本学の教育学部を卒業される皆さん方は、私にとって特に印象深いものがあります。なぜなら私が4年前、学長に就任した直後の平成22年4月に本学に入学した方々の多くが、今こうして目の前におられ、卒業を迎えることになったからです。

 月日の経つのは、じつに早いものだと感じます。
 4年間に及ぶ大学生活は、如何でしたか。
 皆さんにとって本学での学修は、楽しく充実したものであったでしょうか。そのことを今一度振り返っていただくために、4年前の入学式で申し上げたことを手短に紹介してみたいと思います。

 まず、大学とは、どういう所かということをお話ししました。
 大学とは、皆さんお一人お一人が抱いている「志」を確認し、学問的な知識の獲得や様々な体験活動、そして学内外の人々との心温まる交流や交際を通して、それを鍛え、はぐくみ、より強靱で揺るぎないものに仕上げ、実社会で使えるように準備と練習をする所であると話しました。端的に、「自らの人格を、よき社会人、よき職業人として社会に通用するものに生み変えていく場所」である、と申し上げました。

 そして、私の尊敬するある大学人の言葉を引いて、「大学では何を学んでもよい。そこには学ぶ自由がある。しかしながら、学ばないという自由はない」ということも申し上げました。

 大学生活においては、時間が自由になる分、目標を喪失した怠惰な生活に陥る危険性もあること。しかし、そうなってはいけないと申し上げ、国立大学法人の経営は、学生の皆さんからいただく授業料のほかに多くの税金から成り立っているが故に、そうしたことにも目を向けて、よき社会人、よき職業人となるよう日々努め、学んで成長することを自らの責務としてとらえていただきたい。そして、「さすがは福教大生」と言われる気風と品位を醸成していただきたいと話しました。

 更に生涯を通してやってみたいと思う仕事を見つけること、生涯を通じて敬愛できる先生に出会うこと、生涯にわたって付き合える友人を得ることのうち、ひとつでも実現の手がかりを見つけられたならば、本学で学ぶことが一層楽しくなると話し、そうした姿を目指して、日々の授業や交友を大切にし、全力で大学生活を充実したものにしていただきたい、と申し上げたのでした。

 改めて、皆さんが本学に入学された折の式辞の内容の一端を紹介しましたが、皆さんは、これらのことを憶えていますか。
 たとえ憶えていなくても、只今の話で、ご自分の本学での学生生活を多少とも振り返っていただくことができたならば、幸いです。そして、それらについておおむねうまくできたという皆さんからの答えをいただけるならば、私としては、大変嬉しく思います。

 皆さんが本学で身に付けた力は、それぞれの専門領域に応じて高度なものです。本学では、これまでの本学教育の在り方や、これからの時代に求められる本学の使命を踏まえ、豊かな教養、高い専門性、確かな実践力、責任を担う社会性、将来にわたる自己実現力の5つを、本学教育で身に付ける「学士力」と位置付け、「学位授与の方針」に掲げてその充実に努めてまいりました。

 それらの基底にあるのが、「学び続ける」ということです。大学を卒業すれば、学修が終わるのではありません。知識基盤社会の進行とともに、政治・経済、文化・娯楽等のあらゆる分野でグローバル化が進展する時代にあって、大学での学修と形は異なるでしょうが、学び続けることは、今後皆さんが生活する中で、重要な要素になるはずです。本学での学修成果を活かし、学び続け、自らの資質能力を進化させる存在であって欲しいと思います。

 大学院の修了生においても事は同じです。教員養成の高度化という今日的な要請に応えて、高いレベルにおいて理論と実践の融合のさせ方について研究をしてこられました。それを終えて最終試験に合格した皆さんは、教科教育、教育実践、学校運営、教育相談などの各方面において、リーダーとしての活躍が嘱望され、かつ、期待されています。

 ついては、率先して実践研究や学校運営にかかわり、論文執筆や学会発表にも努め、一層の学修の機会を見出して発展していただきたいと思います。併せて、よき教師、あるいは教育者の資質をもった専門リーダーとして、本学の大学院への進学を希望する人にとって、よいお手本になっていただきたいと思います。

 今後の皆さんの進路は学校で教師として働く人、企業や自治体、NPO法人等に勤める人、大学院で更に研究を続ける人、留学で見聞を広める人、あるいは母国に帰って仕事に就く人など、様々だと思いますが、本学で培った資質能力を基に、学び続ける態度を忘れず、それぞれの仕事や活動に立ち向かっていただきたいと思います。

 そして、自分自身をより高めたいと思われたときには、どうぞいつでも本学を活用してください。わたしたちは、皆さんの学び続ける態度に対して、卒業・修了後も可能な限りの支援をしてまいります。

 さて、本学は、国が進める「大学改革実行プラン」において、教員養成分野における広域拠点大学という重要な位置付けを得ました。新たに定義された本学のミッションは、教員養成機能を強化するもので、教員養成課程及び大学院修士課程においては国立大学法人第3期中期目標期間中の平成28年度から平成33年度の間、教員就職率85%を確保すること、大学院教育学研究科教職実践専攻、いわゆる教職大学院では100%を確保するという、高い目標を掲げたところです。

 私も、これまでの4年間に引き続き、更に2年間、学長を務めることになりました。「教育の質向上を実現し、活力ある福教大を創る」ことを掲げて取り組んだこれまでの実績を踏まえ、今申し述べたミッションの実現に向けて更なるカリキュラム改革を行うとともに、卒業生・修了生の皆さんにも、今後大いに活用していただける教員研修の拡充策を実行して、地元教育界や地域から一層信頼される大学にしてまいります。
 ついては、本学のこれからの改革にも是非、ご注目いただきたいと思います。

 おわりに、卒業生・修了生の皆さんのお一人、お一人が、本学で学んだことへの誇りと自分自身への自信をもち、希望に満ちたこれからの人生をたくましく歩んでゆかれることを祈念しまして、式辞といたします。

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